
海外送金にかかる日数は?迅速な海外送金の秘訣も紹介!
グローバル化が進んだ今日、海外の同僚や友人、家族などにお金を送る機会も増えてきました。海外送金を行う際は、できるだけ安く、できるだけ簡単に、そしてできるだけ速く送金したいですよね。
この記事では海外送金にかかる日数を銀行・プロバイダ別に紹介します。また、できるだけ速く送金するための秘訣も解説していますので、近いうちに海外送金をする予定のある人は必見です!
各銀行・プロバイダの海外送金にかかる日数(アメリカの口座宛てに送る場合)
銀行/プロバイダ | 海外送金にかかる日数 |
---|---|
TransferWiseからの送金後、1-2営業日 | |
![]() | 送金日+1日~3日での着金 |
![]() | 言及なし |
![]() | (窓口)申込日+4〜6日程度、(ゆうちょダイレクト)申込日+2〜4日程度 |
![]() | 言及なし |
![]() | 言及なし |
![]() | 新生銀行が送金してから1~3営業日に受取人口座に入金 |
![]() | (取扱店で現金支払いする場合)数分 |
![]() | (現金受け取り)最短10分、通常は1~3時間(銀行口座宛に送金)最短10分、通常1~2営業日 |
(ソース 楽天銀行 三井住友銀行 ゆうちょ銀行 三菱UFJ銀行 みずほ銀行 新生銀行 ウエスタンユニオン SBIレミット 2019年3月)
海外送金の仕組み:なぜ海外送金は時間がかかる?
上の表で銀行による海外送金は、お金が届くまでに数日かかることがわかりました。しかしこれらの日数はあくまで目安であり、確実にこの期間内に送金が完了するという意味ではありません。大手銀行などは着金までの日数に言及していないところも多いのですが、これは海外にいる相手にお金が届くまでに、実際にどれだけかかるのか、予測するのが難しいからです。
では一体、海外送金はなぜこれだけ時間がかかるのでしょうか?その理由は海外送金が行われる仕組みにあります。
一般的に、ある国の銀行から外国の銀行にお金を送るとき、SWIFT(国際銀行間金融通信協会)のシステムを介して行われます。SWIFTは世界中の銀行を繋ぐネットワークのようなもので、国境をまたいだ銀行同士を結びつけています。銀行から銀行への海外送金は、このSWIFTをシステムを介して、送金銀行と受取銀行の間に中継銀行が入る形で行われます。
SWIFTシステムでは、最大で3つもの中継銀行が間に入る場合があります。その一つ一つで手続きが行われるので、送金に時間がかかってしまうのです。また、中継銀行でかかる時間は事前に予測するのが難しいです。
なるべく早く海外送金をするには?
銀行を利用して送金する場合、SWIFTシステムを避けることはできません。しかしその中でも送金にかかる時間をできるだけ短縮する方法はいくつかあります。
- 銀行の当日取組時限(cut off time)前に送金する
当日取組時限(cut off time)とは、銀行が送金や振り込みなどの内部業務(事務処理)を停止する時間です。一般的に、この締め切り時間前に送金の受付が受理された場合は、その当日に銀行による送金手続きが行われ、締め切り時間後の申し込みは翌日に回されます。つまり、締め切り時間後でも送金の申し込みはできますが、その場合実際にお金が送られるのは翌日になってしまうのです。
銀行によって締め切り時間は異なりますが、例えば、三井住友銀行の場合、外貨建の海外送金の当日取組時限は14時となっています。海外送金の申し込みは締め切り時間前に、不安ならば午前中に行うことで、送金にかかる時間を短縮できる可能性があります。
- 週の始めに送金する
一般的に銀行は、土曜日や日曜日、祝日などは営業していません。つまり送金を行ってから到着までの間に土日が挟まっていると、その間お金の動きは停止したまま。2日間余計に時間がかかってしまいます。
月曜日など、週の始めに送金することで、スムーズに速くお金を送ることができます。
- 現金支払いの海外送金サービスを使う
送金にかかる時間を短縮するもう一つの方法は、時間のかかる銀行ではなく、ウエスタンユニオンなどの、現金受け取りの送金サービスを使用することです。これらのサービスは、取扱店で現金支払いすると、数分~数時間で相手にお金が届きます。
ただし、高額を送金する場合、現金支払い・現金受け取りは少し不安が伴います。緊急の事情でどうしても急がなければいけない、という場合に良いかもしれませんね。
新しい海外送金システム・TransferWise(トランスファーワイズ )
海外送金にかかる時間を短縮したい人にとって、おすすめの送金方法がTransferWise(トランスファーワイズ)です。TransferWiseはエストニア発の新しい海外送金システムで、銀行とは違った新しい送金システムを活用しています。
具体的には、TransferWiseは世界中に口座を持っており、
「送金人がTransferWiseの日本口座に入金」→「送り先の国のTransferWiseの銀行口座から、受取人の銀行口座に支払いが行われる」
という国内送金を活用した形をとっています。つまり、送金自身は国をまたいでいません。そのため、無駄な時間がかからないのです。
またTransferWiseでは、最初の送金シミュレーションの際に、着金までにどれくらいの時間がかかるのかが分かります。
以下の表は、送金相手国ごとにTransferWiseでの送金にかかるおおよその日数をまとめたものです。
送金先国 | TransferWiseからの送金後、着金にまでかかる日数 |
---|---|
オーストラリア(AUD) | 0-2営業日 |
ブラジル(BRL) | 1営業日 |
カナダ(CAD) | 24営業時間 |
中国(CNY) | 8~9営業時間 |
ヨーロッパ地域(EUR) | 1-2営業日 |
イギリス(GBP) | 0営業日 |
インド(INR) | 1営業日 |
インドネシア(IDR) | 1-2営業日 |
メキシコ(MXN) | 0-1営業日 |
ナイジェリア(NGN) | 0営業日 |
フィリピン(PHP) | 1営業日 |
シンガポール(SGD) | 0-1営業日 |
タイ(THB) | 1-2営業日 |
アメリカ合衆国(USD) | 1-2営業日 |
また、TransferWiseは海外送金にかかる時間を短縮できるだけでなく、手数料も安いのが特徴です。銀行の海外送金では、送金銀行、中継銀行、受取銀行のそれぞれが手数料を徴収します。しかしTransferWiseは、以下の例外を除き、送金時にかかる送金手数料以外のコストは一切発生しません。
※日本へ海外から100万円を超える送金をする際、または南アフリカへ南アフリカランド(ZAR)を送金する際、そして米国以外の国に米ドルを送金する際はSWIFT送金ネットワークを用いて送金を行います。したがって、中継銀行手数料などがかかることがあります。
さらに、TransferWiseは常にリアルタイムの為替レートを採用しています。銀行やその他の海外送金プロバイダのように追加で為替手数料がかかることもなく、海外送金にかかるコストが最大で銀行の8分の1にまで抑えられます。
海外送金を行う際に、速さ・安さの両方を重視したい場合、ぜひTransferWise(トランスファーワイズ)の利用を検討してみましょう。まずは送金シミュレーションから。
海外送金が遅れるその他の要因
海外にお金を送る際、思ったよりも長い時間がかかることがあります。上で説明したSWIFTシステムだけでなく、以下のような事情も絡んでくることが原因です。言い換えれば、着金予定日が表示されていても、以下のような理由で着金が遅れる場合があるのです。
中継銀行の数
上で説明した通り、SWIFTシステムで中継銀行が入ることによって送金にかかる時間が長くなります。中継銀行が多ければ多いほど手続きも多くなるので、時間がかかるのです。また中継銀行にお金が届いたところで週末に突入してしまえば、中継銀行ももちろん業務を停止するので、余計に時間がかかります。
送金先の国の銀行システム
送ったお金の受け取りが遅くなるもう一つの要因は、受取側の銀行のシステムです。国によっては銀行システムが遅いところもあります。その場合、送金側から速い海外送金のためにできることは限られてきます。
反マネーロンダリングなどの規制
海外送金は犯罪に使われる可能性もあります。それを防止するため、反マネーロンダリングなどの規制や、送金目的を確認する規定などが存在します。送ったお金が犯罪に関与していないかを調べるために、数日かかる場合もあるのです。
さらに調査の際に追加の書類や確認事項が必要となった場合は、送金人や受取人が再度手続きを行うことになるので、予想以上に時間がかかってしまうこともあります。
以上、海外送金にかかるかかる時間に関して詳しく見てきました。銀行を利用した送金では、数日で送金できるところが多いのですが、週末や祝日・銀行の締め切り時間・犯罪防止対策などの理由で送れることも多く、確実な日数は分からないことがほとんどです。また銀行が送金に採用しているSWIFTシステムにより、間に中継銀行が入ることも送金が遅くなる原因の一つです。
現金送金・現金受取の国際送金サービスは、数分~数時間で送金できるところもありますが、高額な送金を現金で行いたくない人もいるかもしれません。海外の銀行口座宛に速く、安く送金したいと考えている人は、ぜひ新しい国際送金サービス「TransferWise(トランスファーワイズ) 」を検討してみましょう。
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