「隠れコスト」に注意!群馬銀行で海外送金するには?

Wise

群馬銀行から海外送金をするとき、送金手数料だけでなく、群馬銀行が定める両替レートに含まれた「為替手数料」も引かれているのをご存じでしょうか。この記事では、群馬銀行からの海外送金について、リアルレートで海外送金できるサービスWiseと比較しながら、手数料やレート、送金方法について解説します。

日本からアメリカへ受取金額が1000ドルになるように送金する場合(手数料:送金人負担)

プロバイダ 手数料(中継銀行手数料を含む) 為替レート 送金にかかる合計費用 必要な日本円支払金額
gunmabank-logo-jp 群馬銀行 送金手数料4,500円+関係銀行手数料2,000円¹ 群馬銀行が定める為替手数料を上乗せした為替レート(1USD=108.45円)² 6,500円+群馬銀行が定める為替手数料 114,950円(手数料・レートを元に計算)
Wise Wise³ 1,073円 実際の為替レート(1USD=107.315円) 1,073円 108,388円

(2019年9月10日時点)

群馬銀行から海外送金をする際は、送金手数料・関係銀行手数料(コルレス銀行手数料とも)がかかるだけでなく、為替レートに含まれた為替手数料も負担する必要があります。一方で海外送金サービスWiseは送金手数料を比較的安価に抑えられ、為替レートに為替手数料は含まれません。

よって、9月10日に日本からアメリカに向けて1,000ドルを受け取れるように送金した場合、支払い総額はWiseを利用した方が6,562円安くなります。海外送金は利用する金融機関や送金プロバイダによってかかる手数料が大きく変わることが多いです。海外送金の前には、手数料やレートを比較しておくといいですね。

海外送金サービスの1つ、Wiseは銀行と違い、為替手数料を上乗せしていないリアルレートを使用しています。送金にかかるコスト・日数を簡単に海外送金シミュレーションできますよ。

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海外送金の“隠れコスト”:為替手数料とは

群馬銀行からの海外送金には、銀行所定の為替レートを使用しており、そのレートには為替手数料が含まれています。例えば、2019年9月10日の米ドルの仲値(銀行所定の基準レートのこと)は、1米ドル=107.45円ですが⁴、1米ドル当たり1円の為替手数料が両替レート(TTSレートと言う)には上乗せされるので、実際に送金する際のレートは1米ドル=108.45円で計算されています。

レート 1000ドルを送るために必要な日本円
仲値(1日に1回定められる銀行の基準レート) 1米ドル=107.45円 107,450円
群馬銀行 1米ドル=108.45円 108,450円

為替手数料がかかるために、本来なら107,450円で済むところ108,450円と1,000円分余計にお金がかかっていることが分かります。この為替手数料は、レートに含まれているため、「手数料」として気づきづらいことに注意が必要です。送金金額が高額になればなるほど、為替手数料も負担になり得ます。

海外送金を扱う銀行やプロバイダ(PayPalなど)では、多くの場合、両替レートに各プロバイダ・銀行がそれぞれ独自に定める為替手数料が含まれています。

最近では、海外送金サービスの中にも、リアルレートで送金できるWiseのようなサービスもあります。どのくらいのコストになるのかシミュレーションから確認できますよ。日本円からは全52通貨にリアルレートで送金が可能です。

群馬銀行の海外送金にかかる手数料¹

群馬銀行から海外送金をする際、以下のような手数料がかかります。さまざまな種別がありますね。

各手数料 群馬銀行 Wise
送金手数料 4,500円 ※リピート送金の場合は4,000円 各通貨・送金額により異なる。※1,000米ドル分を送金する場合の例:1,073円
関係銀行手数料 2,000円(ただし基本的には受取人負担)※ドイツ、イタリア向けの送金の場合、送金額の0.15%(最低額2,000円) 0円(原則)
為替手数料 銀行所定の為替レートに含まれる 0円
リフティングチャージ(円→円・外貨→外貨のまま送金する場合) 送金額の0.05%(最低額1,500円) ---

群馬銀行から海外に送金する場合には、送金手数料以外に関係銀行手数料や為替手数料がかかります。

関係銀行手数料

関係銀行手数料とは、群馬銀行と海外の受取銀行の間を仲介する銀行でかかる手数料です。海外送金は、その仕組みによって、送金銀行と受取銀行以外にも、多くて3つものコルレス銀行と呼ばれる中継銀行を経由しなくてはいけません。

群馬銀行では、基本的に、関係銀行手数料は「受取人負担」にするよう指示されます。しかし、例えば受取人に〇〇ドルぴったり届けたいなどの事情があって送金人負担にしたい場合もありますよね。その場合は、関係銀行手数料が送金人に2,000円かかります。

しかし、ここで気をつけたいのは、関係銀行手数料は実際に送金が終わってから総額が判明するため、2,000円以上仲介銀行でかかった場合、さらに実費が請求されることもあります。

一方で、Wiseでは国内送金を活用した新しい送金の仕組みによって、原則関係銀行手数料はかかりません。(アメリカ以外の国への米ドル送金、日本への100万円を超える送金などには例外的にかかる場合もあります。)受取人に送りたい金額が決まっている場合、Wiseで送金することを検討してみてもいいかもしれませんね。シミュレーションから簡単にいくらかかるのかわかりますよ。

群馬銀行の海外送金の受け取りにかかる手数料⁵

海外送金を群馬銀行で受け取る場合は、以下の手数料がかかります。

各手数料 群馬銀行
受取手数料 実費
リフティングチャージ(円→円・外貨→外貨のまま送金する場合) 送金額の0.05%(最低額1,500円)

群馬銀行で海外送金を受け取る際の手数料は、実費負担となります。お金が着金すると、群馬銀行の担当者から受取額や手数料額などの連絡が入りますので、そこで確認できますよ。逆に言うと、実際に受け取る時まで手数料がいくらかかるのかわからないというのは少し不安ですね。

また同一通貨で受け取る際には、リフティングチャージがかかります。

一方、送金人がWiseを使って送金してきた場合、受け取る側には特別な海外送金受取手数料はかかりません。リアルレートで海外送金を受け取りたい場合、特別な受取手数料を支払いたくない場合、送金人にWiseで送って欲しいと紹介してみてもいいかもしれませんね。

群馬銀行から海外送金できる通貨の種類¹

日本円・米ドル・ユーロ・イギリスポンド・スイスフラン・タイバーツ・オーストラリアドル・香港ドル・カナダドル・ニュージーランドドル・シンガポールドル

上記以外の通貨宛に送金したい場合、Wiseのような海外送金に特化したサービスを利用してみてもいいかもしれません。リアルレートで日本の口座から、全52通貨に送金できますよ。

群馬銀行の代わりに利用可能な、安価な海外送金方法:Wise

Wiseは国内送金を活用した送金システムによって、銀行の海外送金のように複数の仲介銀行を経由することなく、海外送金をより早くより安くしています。

例えば、日本からアメリカに送金するケースを説明しましょう。まず、日本にいる送金人が自分の口座からWise Japan口座に振込みます。すると、受取人にWiseのアメリカ口座から国内送金されます。

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【Wiseの新しい海外送金の仕組み】

また、為替レートは実際の為替レートを使っているので、わかりづらい為替手数料を心配する必要もありません。送金にかかる具体的な金額は公式サイトから簡単にシミュレーションできますよ。Wiseが本当に一番安い海外送金の方法かどうか、他のサービスとの比較も行なっていますので、確認してみてくださいね。

「高くても、安全だから銀行で送金したい」という人もいるかもしれません。Wiseは日本ではワイズジャパン株式会社として、資金稼働業者として登録されています。また、世界の利用者は500万人を超え、毎月の送金額は40億ポンド(約5,372億万円)を上回る世界的にも人気な海外送金サービスと言えます。より詳しい送金方法は、Wiseステップバイステップガイドをチェックしてみてくださいね。

群馬銀行で海外送金する方法

群馬銀行で海外送金をする際は、本支店の窓口にて対面手続きをします。現金による送金はできませんので⁶、事前に口座作成し入金しておきましょう。

  • 群馬銀行の本支店の窓口へ行く。
  • 必要書類を提出し、外貨送金依頼書に記入。
  • 担当者が送金手続きを行う。

また、通貨によって、送金受付時間が決まっているため、該当する時間内に窓口に訪れるといいでしょう¹。日本円の預金口座から送金する場合、日本円からの送金(午前9時~午後3時)となります。

  • 日本円から送金する 午前9時~午後3時
  • 米ドルから送金する 午前10時~午後3時
  • それ以外の通貨から送金する 午前11時~午後3時

法人は「ぐんぎんビジネスネットバンキング」の契約をすればインターネットでの海外送金手続きも可能です。しかし基本の月額利用料金に加え、外国為替送金サービスのためには追加で月額2,160円を支払う必要があるので、一回限りの海外送金の場合は窓口で普通に送金した方がお得でしょう⁷。

群馬銀行で海外送金するときに必要な情報や書類¹

群馬銀行から海外送金をするときに必要な情報や書類は、以下の通りです。

  • 通帳、届け印
  • 本人確認書類(運転免許証、在留カード、個人番号カードなど)
  • マイナンバー(個人番号)確認書類(マイナンバーカード、通知カード、住民票(個人番号記載あり)など)
  • 送金先の情報(銀行・支店名、銀行住所・所在国名、受取人の口座番号、受取人名・住所・電話番号)
  • 送金目的(送金先の情報が記載された請求書類・インボイスなどを持参すると確認がスムーズです)

海外からの送金を群馬銀行で受け取るときに必要な情報⁵

海外からの送金を群馬銀行で受け取るときに必要な情報は、以下の通りです。

  • 銀行名(BANK NAME):The Gunma Bank, Ltd.
  • SWIFTコード/BICコード:GUMAJPJT
  • 受取支店名・住所(BRANCH NAME・ADDRESS):公式サイトで検索できます
  • 受取人口座番号(BENEFICIARY'S ACCOUNT NO.):本人名義の口座番号
  • 受取人住所・氏名(BENEFICIARY ADDRESS・NAME):受取人の住所・氏名(アルファベット)

群馬銀行から海外送金した際、着金までの日数⁵

群馬銀行から送金してから着金までにかかる日数は、送金先によって異なるため、窓口で手続きする際にも明言していません。基本的には、1週間以上は余裕を見て送金するといいでしょう。より早くお金を届けたい場合は、海外送金を早くする秘訣も参考にしてくださいね。

群馬銀行の海外送金に関する問い合わせ先

群馬銀行の海外送金に関しては、以下の問い合わせ先に確認しましょう。

・海外送金全般について

ダイレクトセンター

TEL:0120-13-9138

受付時間:平日 9:00~15:00(12/31~1/3は除く)

・法人の海外送金サービスについて

国際営業部 外国為替業務室

TEL:027-254-7503

受付時間:平日 9:00~17:00(12/31~1/3は除く)

群馬銀行の海外送金に関するまとめ

群馬銀行から海外送金するときは、送金手数料だけでなく、為替レートに含まれた為替手数料もかかることに注意しましょう。また、受取人に関係銀行手数料を負担させたくない場合は、送金人に2,000円の関係銀行手数料がかかります。

一方、海外送金サービスのWiseは、リアルレートと格安の送金手数料で海外送金が全52通貨に可能です。シミュレーションから送金コストと送金にかかる日数がわかりますよ。実際にかかる各国への海外送金日数も紹介していますので、確認してみてください。

海外送金は初めての人には複雑に感じることもあるかもしれません。よく調べた上で、自分にあった方法で送金できるといいですね。


ソース

  1. 群馬銀行 外国送金
  2. 群馬銀行 外国為替相場(2019年9月10日17:38(日本時間)確認)
  3. Wise送金シミュレーション(2019年9月10日17:39(日本時間)確認)
  4. 群馬銀行 外国為替相場よりTTSレートとTTBレートの間をとって、仲値を計算(2019年9月10日17:38(日本時間)確認)
  5. 電話確認(2019年9月13日)
  6. 群馬銀行 外国送金のお取扱いについて
  7. 群馬銀行 ビジネスネットバンキング サービスのご案内 ご利用手数料

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