これだけは忘れたくない!留学に必須な持ち物・留学準備

Yumiko Kijima

海外留学の持ち物・準備はもちろん人・留学先・期間によって異なりますが、一般的には下記のリストのものが必要不可欠です。「あれを持っていけばよかった...」ということがないように、このリストを参考にしっかりと準備できるといいですね。

目次

海外留学に必要な持ち物リスト・留学前準備

留学の持ち物  
パスポート・ビザ(査証) 最低でも帰国日まで有効なもの¹
その他の必要書類 入学許可証、滞在先の証明、残高証明書、国際免許証など
クレジットカード・デビットカード クレジットカードが主流の国が多い、多額の現金を持ち歩くのは危険
現地通貨(現金) 少額の紙幣で準備
電源プラグ・変圧器 北米・南米以外は基本的に必要、ドライヤーやヘアアイロンなどは熱器具用変圧器が不可欠²
スーツケース・機内持ち込み用バッグ 【預ける荷物】一般的に1つあたり23㎏以下、3辺の合計が158㎝以下³【機内持ち込み】3辺の合計が115cm以内⁴※航空会社やクラスによって規定が異なる
液体物を入れるための透明な袋 縦横合計40㎝以内
ボールペン 機内や空港で入国カードなどを記入する用
使い慣れたものを持っていく※常用薬のある人は、英文の処方箋や医師からの手紙があると便利
ノートパソコン 貴重品なので盗難などには気をつけましょう 
携帯電話 SIMフリーであれば現地のサービスを契約できる
電子辞書 普段から電子辞書を使っている人は持っていくと便利でしょう。ネットで調べることが多い人は要らないかもしれません
衣類 夏・冬用、とりあえず1週間分は必須
タオル 大小複数枚あると便利
アメニティグッズ 海外のものは使いにくいことが多い【おすすめ】爪切り、歯ブラシ、綿棒、日焼け止め、洗濯ネット、生理用品
折り畳み傘 初日から必要になる可能性も
シェーバー・ヘアアイロンなど 海外仕様のもの、もしくは変圧器を忘れずに
日本食 【おすすめ】ふりかけ、インスタント味噌汁、お茶漬けの素など
日本のお土産 【おすすめ】日本茶、折り紙、足袋靴下、箸、キャラクターグッズ、お菓子など
海外でも使える携帯の準備 携帯のSIMロック解除
海外送金の準備 銀行だけでなく、リアルレートの海外送金サービスWiseなども検討してみると良いでしょう
海外保険に加入する 保険なしでは非常に高額な医療費がかかることもあり得ます。万が一に備えて保険に加入しておきましょう
日本の歯医者に行っておく 海外の歯科治療は日本に比べると非常に高額なことも

特に注意したい、留学の持ち物・準備

以下では、特に留学前に絶対準備しておかなければいけないものについて詳しく説明します。ぜひ参考にしてみてください!

1.ビザ・パスポート

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パスポートとビザは、そもそも日本を出国し目的の国に入国するために欠かせないものです。これらがきちんと準備されていなければ、そもそも留学先に行くことができません。

新規にパスポートを取得する場合、申請から受領までに通常1週間程度(土・日・休日を除く)かかります。また、パスポートの申請は住民票のある市区役所の窓口で行う必要があることにも注意しておきましょう。さらに、留学ビザなどの発給を受けるためにもパスポートが必要なので、時間に余裕をもって取得するといいですね。パスポート申請に関して詳しくはこちら

また、すでにパスポートを持っている人も、有効期限をしっかりと確認しておく必要があります。行き先の国により細かな規定は異なりますが、帰国する予定日までの有効期限があることは必須です。有効期限が迫っている人は、出国前に更新手続きを行いましょう。

留学などの目的で海外に長期滞在する場合、基本的にビザが必要になります。各国のビザ取得の手続きは異なるので、大学や大使館などで確認しましょう。必要書類の準備や面接、思わぬトラブルなどで時間がかかる場合があるので、早めに準備するに越したことはありません。ビザを取得したら念のため、有効期限が正しいか確認しましょう。

2. 海外送金の準備

留学費用を納金したり、家族からの仕送りや奨学金を受け取ったりと、海外に留学すると日本から海外送金をする機会も生じてくると思います。しかし、普通に銀行から海外送金をしようと思うと、手数料が8,000円近くもかかってしまうことも⁵。

Wiseなど、海外送金に特化したサービスを使えば、海外送金にかかるコストを大幅に節約できることもあります。後々損をすることがないよう、出国前にリサーチし、準備しておくといいですね。

受取額が1,000ドルになるように、日本の銀行口座からアメリカの銀行口座に送金する場合(手数料:送金人負担)

銀行/海外送金プロバイダ 送金手数料(コルレス手数料を含む) 為替レート(1ドルあたり) 合計コスト 日本円支払金額
三井住友銀行 三井住友銀行SMBCダイレクト 6,000円 三井住友銀行が定める独自の為替レート(1ドル=109.19円)⁷ 6,000円+為替手数料 115,190円(手数料・レートを元に計算)
みずほ銀行 みずほ銀行みずほダイレクト 8,000円 みずほ銀行が定める独自の為替レート(1ドル=109.16円)⁹ 8,000円+為替手数料 117,160‬円(手数料・レートを元に計算)
ゆうちょ銀行 ゆうちょ銀行ゆうちょダイレクト 2,000円¹º ゆうちょ銀行が定める独自の為替レート(公示なし) 2,000円+為替手数料 レートの公示がないので計算不可
楽天銀行 楽天銀行¹¹ 1,750円 楽天銀行が定める独自の為替レート(1ドル=109.15円) 1,750円+為替手数料 110,900円(シミュレーションより)
新生銀行 新生銀行Goレミット 2,000円¹² 新生銀行が定める独自の為替レート(1ドル=109.07円)¹³ 2,000円+為替手数料 111,070円(手数料・レートを元に計算)
Wise Wise¹⁴ 225円+0.79% 実際の為替レート(1ドル=108.195円) 1,106円 109,301円シミュレーションより)

(2019年10月1日時点)

表を見てわかる通り、各銀行・プロバイダによってかかる金額に差があります。これはたんに送金手数料だけの差ではなく、両替レートにも違いがあるからです。多くの銀行・海外送金プロバイダは、実際の為替レートに為替手数料を上乗せしています。

例えば、楽天銀行の送金手数料は1,750円と一見安く見えます。しかし、楽天銀行で利用される為替レートは、実際の為替レートに楽天銀行所定の手数料が上乗せされたものです。つまり、1,750円以外にも実際には手数料が引かれていることになります。

一方でWiseのように、リアルタイムの実際の為替レート(ミッドマーケットレート)で両替・送金するサービスもあります。さらに窓口に行かずにオンラインで送金が済むので、留学準備で忙しい時には特に便利な選択肢となるかもしれません。

3. 海外保険

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留学前には必ず海外保険に加入しておきましょう。「自分は大丈夫」と思っていても、何が起こるかは分かりません。万が一の時に助けてくれるのが保険です。

ケガや病気で病院に行くと、保険なしでは非常に高額な医療費がかかってしまいます。また海外ではスリなどの盗難の被害も多く、貴重品が盗まれてしまうということも考えられます。

学校の規定で入る保険が決まっている場合もありますが、規定がない場合でも保険の加入は忘れないようにしましょう。契約期間や保証の内容などは保険会社によって異なるため比較検討する必要がありますが、有名なものとしてはAIG損保、たびほ(ジェイアイ傷害火災保険)、損保ジャパンの留学保険、あいおいニッセイ同和損保の海外旅行保険などがあります。

最近ではクレジットカードにも海外保険がついている場合がありますが、基本的には短期の旅行などを想定したもので、有効期限が渡航から90日間というところがほとんどです。事前に確認し、長期留学の場合は別の保険に加入することが重要です。

4. 日本で歯医者に行っておく

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「保険に入ったのだから、痛くなった時に現地で治療すればいいや…」と考える人もいるかもしれませんが、それも注意が必要です。一般的な保険は、歯科治療がカバーされていなかったり、カバーされていても自己負担50%という場合がほとんどです。大手のAIUの留学保険は、渡航してから1か月以内の緊急治療のみがカバーされます。

特に、海外の歯科治療は日本に比べると非常に高額なことも。簡単な詰め物をするだけの治療でも、アメリカやカナダでは4万円~10万円程度かかります。もし虫歯や心配な点があるなら、必ず留学前に治療しておくことをお勧めします。

5. クレジットカード・デビットカード

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海外では日本と違って、現金よりもカード払いが主流の国が多いです。また、多額の現金を持ち歩くのは危険なため、クレジットカードやデビットカードを持つことがおすすめです。

現地で銀行口座を開けば、たいていの場合はデビットカードが無料でついてくるため、それを使うのも手です。それか、日本ですでに使っているカードを持っていくのでも問題ないでしょう。

ただし、日本のカードを海外で使う場合は、カードの為替手数料について把握しておくことが重要です。日本で発行されたカードを海外で使う時、カード会社が定める為替手数料が発生します。為替手数料は通常利用金額の1.6%~2.3%と定められており、通貨の両替が生じるたびに引かれます。例えばカードの手数料が2.3%の場合、100ドルの買い物をしたら、実際には102.3ドル分の日本円が引かれるということです。少額に感じますが、積み重なると結構な痛手になりかねません。

留学先がアメリカ、イギリス、ヨーロッパ、オーストラリア、ニュージーランドであれば、Wiseのボーダーレスアカウントを開くという手もあります(アカウント開設・カード発行ともに無料)。USD、AUD、GBP、EUR、NZDの受け取りは手数料無料でできるので、例えば日本の家族から送金してもらう時などに、現地の銀行口座の代わりに使うこともできます。

また、このボーダーレスアカウントがあればMasterデビットカードを発行することもできるので(WiseMasterデビットカード発行可能国・地域)、日常使いのカードとしても利用できるでしょう。両替手数料0.35%〜2%で、40以上の通貨に両替して使うことも可能です。留学した後周辺国に旅行する機会などに便利に使えます。

6. 携帯・スマホは?SIMフリー携帯を持って行こう

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どこで生活するにしても、欠かせないのが携帯・スマホですよね。2015年5月以降に販売された携帯は、SIMロックを解除できるようになっています¹⁵。つまり、日本のキャリア(ソフトバンク、AU、ドコモなど)で購入した携帯であっても、SIMロックを解除すれば、海外のキャリアのSIMカードを差して使うことができるということ。本体を新しく買う必要がないため、これは便利ですよね。海外留学の際は、事前にSIMロックを解除しておくと良いでしょう(ロック解除は利用しているキャリアの店舗で行えます)。

現地でSIMカードを購入すれば、同じ機種で海外でも携帯電話を使えるようになります。日本で準備するより安く抑えられることが多いたえ、おすすめです。

SIMフリー携帯を持っていない場合は、SIMフリー携帯を購入しておくことが良いでしょう。現地では地図機能やもしもの際の連絡など、形態が必要になる機会が多いかと思います。「Wi‐fiがないと携帯のネットが使えない」とすると、結構不便です。

まとめ

以上、留学前の準備と持ち物について詳しく見てきました。留学は慣れない環境で長期の生活をすることになります。少しでも快適に過ごせるようにするため、焦らずに準備をして忘れ物やトラブルがないようにしましょう。

パスポートやビザの準備、海外保険、歯医者、クレジットカードや携帯などの準備は、特に必要不可欠です。これらは予約や手続きに時間がかかることも多いので、実際に出発する数か月前から準備することが重要です。

さらに、海外送金も銀行や海外送金サービスによってかかるコストが違ってくるので、事前に比較検討しておくといいでしょう。Wiseのようにリアルレートで送金できるところもありますが、多くの銀行や海外送金サービスでは為替レートにも手数料が含まれていることに注意が必要です。

しっかりと準備をして、楽しい留学生活が送れるといいですね!


ソース

  1. 留学コラム:必ずチェックしよう!パスポートの有効期限の注意点
  2. Travelers Cafe:海外旅行・出張の準備で必須! コンセント変換プラグと電圧
  3. 絵でわか〜る はじめての海外旅行:預け入れ荷物の制限をチェック
  4. 絵でわか〜る はじめての海外旅行:機内持ち込み手荷物の制限をチェック
  5. Wiseブログ:安い海外送金は、これ!全19の銀行・プロバイダの手数料を徹底比較
  6. 三井住友銀行:外国送金サービス(SMBCダイレクト)
  7. 三井住友銀行:店頭・電話での為替レート(2019年10月1日11:38(日本時間)確認)
  8. みずほ銀行:外国送金(仕向送金)
  9. みずほ銀行:外国為替公示相場(2019年10月1日11:39(日本時間)確認)
  10. ゆうちょ銀行:ゆうちょダイレクト国際送金
  11. 楽天銀行:海外送金シミュレーター(2019年10月1日11:40(日本時間)確認)
  12. 新生銀行:GoRemit新生海外送金サービス
  13. 新生銀行:現在の為替レート(2019年10月1日11:46(日本時間)確認)
  14. Wiseシミュレーション(2019年10月1日11:35(日本時間)確認)
  15. NTTコミュニケーションズ:SIMとは?SIMのことイチから教えて!

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Yuyuki Tanno
2023年9月7日 この記事は4分で読めます
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Yuyuki Tanno
2023年2月26日 この記事は10分で読めます

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