
銀行は高い!?留学先に送金するお得なやり方
「できるだけ留学費用を節約したい!」という時に、海外送金の手数料は意外な痛手となりかねません。銀行ではなく、海外送金に特化したサービスTransferWiseを使えば、海外送金にかかる費用を大幅に節約できるかもしれません。
留学先への海外送金をお得に:海外送金手数料比較
日本の口座からアメリカの口座へ1,000ドル送金する場合にかかる手数料(手数料:送金人負担)
海外送金サービス | 海外送金手数料 | 適用される為替レート | 必要な日本円入金額 |
---|---|---|---|
1,113円 | 実際の為替レート(1ドル=109.065円) | 110,178円 | |
![]() | 6,000円² | 三井住友銀行が独自に定める為替手数料を上乗せしたレート(1ドル=110.04円)³ | 116,040円 |
![]() | 8,000円⁴ | みずほ銀行が独自に定める為替手数料を上乗せしたレート(1ドル=110.07円)⁵ | 118,070円 |
![]() | 8,500円⁶ | りそな銀行が独自に定める為替手数料を上乗せしたレート(1ドル=110.07円)⁷ | 118,570円 |
![]() | 1,750円 | 楽天銀行が独自に定める為替手数料を上乗せしたレート(1ドル=110.03円) | 111,780円 |
![]() | 2,000円 | 新生銀行が独自に定める為替手数料を上乗せしたレート(1ドル=109.97円) | 111,970円 |
![]() | 6,000円¹º | ソニー銀行が独自に定める為替手数料を上乗せしたレート(1ドル=109.25円)¹¹ | 115,250円 |
(2020年1月31日)
この表を見ると、同じ1,000ドルを相手に届けようとした場合でも、利用するサービスによって必要となる日本円が異なることが分かります。上記の中で、1番安く送金できるTransferWise(110,178円)と1番多くの日本円が必要なりそな銀行(118,570円)では、8,000円以上の差が出てしまいます。
海外送金の際には、送金手数料だけでなく為替レートに気をつけて、使うサービス・銀行を選びましょう。なぜかというと、銀行や多くの海外送金プロバイダは、送金手数料以外にも、独自の為替手数料を上乗せした為替レートを使うことで、レートからも手数料を徴収しているからです。
一方、新しい海外送金サービスTransferWiseのように、実際の為替レートを使うサービスもあります。手数料・レートを比較検討した上で、自分に合った送金方法を選びましょう。
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日本の銀行口座から海外の留学先に送金するのにかかる手数料はいくら?銀行だと高い?
海外送金と聞いて、最初に思い浮かべるのが銀行を使った方法ではないでしょうか。しかし、上でも見た通り、銀行からの海外送金は高額になりがちです。その原因は、銀行が利用する海外送金の仕組みと為替レートにあります。
銀行の海外送金の仕組み:海外送金が高くなる理由
送金元となる日本の銀行と、受取先の海外の銀行との間には、直接的なつながりがないことがほとんどです。そのため、コルレス銀行と呼ばれる中継銀行を経由して送金されます。間に入るコルレス銀行の数は1~2行のことがほとんどですが、場合によっては3つ以上の銀行を挟むこともあります。
知っておかなければいけないのは、中継する銀行でも手数料が発生するということ。この中継銀行手数料は、送金人負担・受取人負担を選べることがほとんどです。
具体例を見てみましょう。送金手数料が750円と格安の楽天銀行ですが、送金者が中継銀行手数料を負担する場合、合計の手数料は1,750円になります⁸。ソニー銀行では、送金手数料3,000円に加え、中継銀行手数料が3,000円かかるため、合計手数料は6,000円になってしまうのです¹º。
中継銀行手数料を受取人負担にすることもできますが、この場合送金額から手数料が引かれます。中継銀行手数料がいくらかかるかは、送金してみるまで分かりません。そのため、学費など受取額を指定しなければいけない場合、送金人負担にすることが妥当です。
為替レートにも注意!知らないうちに為替手数料が引かれている
さらに、もう1つ注意しなければいけないのが為替レートです。銀行が使用する為替レートには為替手数料が含まれています。為替手数料は1ドルあたり〇円、というように定められていることが多く、銀行によって異なります。
Google検索などで調べることのできる実際の為替レートと比較してみると、違いが分かりやすいかと思います。
為替レート | 1,000ドルに相当する日本円 | |
---|---|---|
![]() | 1ドル=110.04円 | 110,040円 |
同時点のGoogleで調べた実際の為替レート¹² | 1ドル=109.06円 | 109,063円 |
(2020年1月31日)
このように、為替レートの違いだけで、同じ金額を送金する場合でも必要となる日本円の額が変わってくるのです。
銀行以外の選択肢:海外送金サービス(TransferWise)を使って送金する
このようなコストを節約したい人は、銀行ではなく海外送金に特化したサービスであるTransferWiseを使うのも選択肢です。
TransferWiseはエストニア生まれの新しい海外送金サービスです。全世界での利用者数は600万人を超えており、毎月の送金額は約5700億円に上ります。TransferWiseを使えば、最大で銀行8倍安く海外送金することも可能です。
TransferWiseが安く送金できる理由は国内送金を活用した送金の仕組みにあります。
さらに、TransferWiseは常に実際の為替レートを使って送金しています。銀行のように為替手数料が上乗せされることがないので、レートに隠れたコストを気にする必要がありません。
送金の際には、TransferWiseの使い方も参考にしてください。送金シミュレーションで事前に手数料と相手の受取額を確認することもできます。
まとめ
留学に先立ち、海外送金をする機会が出てくることもあるでしょう。海外送金=銀行と考えている人も多いですが、銀行の海外送金は手数料が高額になりがち。さらに為替レートに「隠れコスト」である為替手数料が上乗せされているので、合計コストが5,000円を超えることも珍しくありません。
銀行だけではなくTransferWiseなどの海外送金サービスも比較検討した上で、なるべくお得に送金できるといいですね。
ソース
- TransferWiseシミュレーション(2020年1月31日10:20(日本時間)確認)
- 三井住友銀行|外国送金l
- 三井住友銀行 | 店頭・電話での為替レート(2020年1月31日10:29(日本時間)確認)
- みずほ銀行|外国送金(仕向送金)
- みずほ銀行|外国為替公示相場( 2020年1月31日11:35(日本時間)確認)
- りそな銀行│外国送金のご案内
- りそな銀行│外国為替公示相場( 2020年1月31日10:34 (日本時間)確認)
- 楽天銀行|海外送金シミュレーター(2020年1月31日11:39(日本時間)確認)
- Goレミット新生海外送金サービス|送金額計算機 ( 2020年1月31日10:40(日本時間)確認)
- MONEYKit | ソニー銀行からの外貨送金(仕向け送金)
- MONEYKit | 為替レート( 2020年1月31日10:18(日本時間)確認)
- Googleで「円 ドル レート」と検索( 2020年1月31日10:22(日本時間)確認)
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