中国からの送金を日本で受け取るには:送金日数も
中国から給料を海外送金して日本で受け取る場合、他国と送金に関する条件が異なる場合が多いので注意が必要です。この記事では、中国から日本への送金の受け取り可否や送金人に伝えるべき情報などを解説します。
一昔前までは「海外送金=銀行」というのが当たり前でした。しかし近年では、より銀行よりも安価な手数料をうたう様々な国際送金サービスが登場しています。その1つがXendpay(センドペイ)です。
Xendpayでは、自分で自由に送金手数料を選択できるという特徴があります。つまり送金手数料を0円にすることも可能。しかし、だからといって完全に無料で送金できるわけではなく、他の様々な「隠れコスト」が発生します。
この記事ではXendpayの使い方から手数料体系まで、詳しく解説します。Xendpayを使う前に一度目を通してみてください。
海外送金サービス | 送金手数料 | 適用される為替レート | 合計コスト | 日本円入金額 |
---|---|---|---|---|
Xendpay(センドペイ) | 自分で選択可能※(0円〜)¹ | 為替手数料が上乗せされた為替レート(1ドル=109.051円²) | 為替手数料+約2,500円(カード手数料2.3%³) | 111,559円 |
※年間2,000ポンドの送金まで自分で送金手数料を選択できる。
(2019年11月13日時点のシミュレーションに基づく)
Xendpayには、送金手数料を自分で選択できるという大きな特徴があります。言い換えれば、0円を選択することも可能ということ。これは、一見とても安く思えます。
しかし、気をつけなければいけないのは、日本からの入金はカード振込しか対応していないということです。入金する際にカードを使う場合、カードの手数料として送金金額の2.3%がかかってしまいます。1,000ドルを送る場合、23ドル(約2,500円)が結果的にかかってしまうのです。これは思ったよりも高いですよね。
他の海外送金サービスとして、銀行振込が可能なWiseのようなサービスもあります。以下で例を見てみましょう。
海外送金サービス | 送金手数料 | 適用される為替レート | 合計コスト | 日本円入金額 |
---|---|---|---|---|
Wise(ワイズ)⁴ | 225円+0.79% | 実際の為替レート(1ドル=108.925円) | 1,112円 | 110,037円 |
(2019年11月13日時点のシミュレーションに基づく)
さらに、Wiseは実際の為替レートを使っているのも特徴です。リアルレートで海外送金したい人は、Wiseの海外送金シミュレーションからコストを確認してみてください。
リアルレートで日本円から全52通貨に海外送金:Wise無料登録 |
---|
Xendpayはイギリスのオンライン国際送金サービスです。2019年現在、52種類の通貨に対応しており、200を超える国と地域に送金することができます⁵。つまり、日本円にも対応しているということ。しかし、日本語版はないため、ホームページや問い合わせは全て英語になります。
手数料 | |
---|---|
送金手数料 | 自分で選択可能(0円~、年間2000ポンドの送金まで¹) |
銀行振込手数料(日本からの送金では未対応) | 無料³ |
カード入金手数料 | 送金金額の2.3% ³ |
為替手数料 | 非公表 |
送金手数料を自分で選択できるというのがXendpayの大きな特徴です。Xendpayのホームページでは、1回あたり3.5ポンド(約490円)の送金手数料を支払うことを推奨していますが、必ずしも払う必要はなく、0円を選択することもできます¹。
送金手数料を自由に選択できるのは、年間2,000ポンド相当額までの送金になります¹。
送金額をXendpayの口座に入金する際の銀行振り込み手数料は無料です。しかし、日本からの送金は銀行振り込みに対応していないため、以下のカード入金を利用する必要があります⁶。
カードから入金する際には、カード入金手数料がかかります。カードの入金手数料は、送金金額の2.3%です³。
Xendpayの送金シミュレーションでは、このカード入金手数料は表示されません。つまり、知らないで手続きを進めると、最終的な決済の画面で「え、こんなにかかるの?」と驚くこともあるかも知れません。Xendpayで日本から送金する際には、シミュレーションで提示される入金額に加えて、2.3%の手数料が追加でかかることを覚えておきましょう。
通貨の両替が伴う海外送金時には、為替レートにも目を向ける必要があります。為替レートは市場の動きに合わせて刻一刻と変動しており、ある瞬間の「売り」と「買い」の価格のちょうど中間の値を「ミッドマーケットレート」と呼びます。Google検索で為替レートを検索したときに出てくるのが、このミッドマーケットレートです。
しかし、Xendpayはこのミッドマーケットレートで送金を行っているわけではありません。Xendpayはいくらの為替手数料を上乗せしているか明記していませんが⁷、送金前には、ミッドマーケットレートとXendpayの為替レートを比較してみることをおすすめします。
Xendpayを始め、銀行や多くの海外送金サービスは為替手数料という手数料を上乗せした為替レートを採用しています。為替手数料は一見すると少額に見えますが、合計すると意外と大きな出費になりかねません。
為替手数料なしに送金したいなら、Wiseのようにミッドマーケットレート(実際の為替レート)で送金できるサービスを利用するのも手です。さらにWiseは日本からの送金でも銀行振込に対応。(カード入金も可能ですが、その場合は3.1~3.25%の手数料がかかるので、お得に送金したい人には銀行振込が良いでしょう)。
Wiseは、為替レートに隠されたコストが無い、透明性の高い送金方法といえます。
銀行/プロバイダ | 送金手数料 | 為替レート | 合計コスト | 日本円入金額 |
---|---|---|---|---|
Wise⁴ | 225円+0.79% | 実際の為替レート(1ドル=108.925円) | 1,112円 | 110,037円 |
三井住友銀行SMBCダイレクト | 6,000円⁸ | 為替手数料を上乗せしたレート(1ドル=109.93円⁹) | 6,000円+為替手数料 | 115,930円 |
楽天銀行¹º | 1,750円 | 為替手数料を上乗せしたレート(1ドル=109.89円) | 1,750円+為替手数料 | 111,640円 |
ソニー銀行 | 6,000円¹¹ | 為替手数料を上乗せしたレート(1ドル=109.11円¹²) | 6,000円+為替手数料 | 115,110円 |
(2019年11月13日時点のシミュレーションに基づく)
Wiseなら、日本円から52通貨に送金が可能です。アカウント登録は無料。また、初回の10万円までの送金なら、本人確認なしで登録後すぐに送金できます(2回目以降の送金、また10万円以上の送金には本人確認が必要になります)。受け取り人はアカウントを持っている必要はないので、簡単です。
より詳しい使い方は、Wiseステップバイステップガイドをチェックしてみてください。
以下では、Xendpayで送金する方法を具体的に見ていきます¹³。
Xendpayで送金するには、本人確認書類と住所確認書類をアップロードする必要があります。日本語未対応のため、提出する書類は英語のみになるので注意しましょう。
【本人確認書類いずれかの1つ¹⁶】
【住所確認書類いずれかの1つ¹⁷】
Xendpayでは、送金依頼を完了してから受取人にお金が届くまで1~4営業日かかります¹⁵。また、送金前に本人確認と住所確認を完了させる必要がありますが、これも承認までに1~3営業日かかります¹⁴。余裕をもって送金することが大事ですね。より速く海外送金を済ませたい人は、海外送金を速くするコツも参考にしてください。
Xendpayは、51の通貨に対応しており、また201の国と地域に送金が可能です。英ポンド、ユーロ、米ドル、日本円、カナダドルなど、主要な通貨に対応しています⁵。
Xendpayはおもにヨーロッパで展開しているサービスであるため、ヨーロッパのほとんどの通貨、またヨーロッパと結びつきの強い国の通貨(インドルピー、サウジアラビアリヤル、ガーナセディ、南アフリカランドなど)が多く取り扱われています。反対に、アジアの通貨は日本円、インドルピー、シンガポールドル、香港ドルのみと、種類は少なめです¹⁸。
Xendpayの送金に関して分からないことがあれば、以下に問い合わせましょう¹⁹。ただし、日本語には対応していないため、英語もしくはその他のヨーロッパ言語での問い合わせになります。
【電話での問い合わせ】+44 20 7220 8158(銀行休日を除く月~金、イギリス時間8:30am – 5:30pm)
【メールでの問い合わせ】support@xendpay.com
【オンラインフォームでの問い合わせ】Xendpay contactより問い合わせ可能
Wiseは日本語のカスタマーサポートも提供しています。海外送金は特に初めてだと不安がつきものでしょう。より自分が安心できるサービスを選択できるといいですね。
ソース
*最新の手数料に関する情報は、お住まいの地域の利用規約およびサービスの利用条件をご確認いただくか、Wiseの手数料ページをご覧ください。これは一般的な情報提供を目的としたものであり、Wise Payments Limitedまたはその子会社、関連会社による法律、税務、その他の専門的なアドバイスを意味するものではありません。また、ファイナンシャルアドバイザーやその他の専門家によるアドバイスの代わりになるものではありません。
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