中国からの送金を日本で受け取るには:送金日数も
中国から給料を海外送金して日本で受け取る場合、他国と送金に関する条件が異なる場合が多いので注意が必要です。この記事では、中国から日本への送金の受け取り可否や送金人に伝えるべき情報などを解説します。
海外送金を肥後銀行から行うには、どのような手数料が必要で、どんな為替レートが使われるのでしょうか。為替レートには、隠れコストと言われる「為替手数料」が含まれる点も押さえておくべきでしょう。海外送金の手続き手順や、代替としておすすめの海外送金サービス「Wise」についても解説します。
日本からアメリカへ、受取金額が1000ドルになるように送金したい場合(手数料は送金人負担)
プロバイダ | 手数料 | 為替レート | 送金にかかる合計費用 | 必要な日本円支払金額 |
---|---|---|---|---|
肥後銀行 | 海外送金基本手数料4,000円(電信料1,500円含む)¹ | 肥後銀行が定める為替手数料を上乗せした為替レート(1USD=109.45円)² | 4,000円+為替手数料 | 4,000円+109,450円=113,450円 |
Wise | 225円+0.79% | リアルタイムの実際の為替レート(1USD=108.850円)³ | 1,085円 | 1,085円+108,850円=109,935円 |
(2019年7月30日時点)
肥後銀行を利用して海外送金するときには、電信料を含めた海外送金基本手数料が4,000円かかるほか、場合によっては支払い銀行に対するコストがさらに実費でかかります。適用される為替レートは、為替手数料が含まれた銀行所定のレートです。
一方で、海外送金サービス・Wiseでは、送金手数料は送金額によって決まります。1000ドルの場合、1,085円と格安の手数料で抑えられます。また、為替レートはリアルタイムの実際のレートを適用するので、為替レートに上乗せされた手数料について気にする必要がありません。
このように、海外送金は利用する金融機関によって、かかるコストや送金可能金額が変わります。海外送金前には、各銀行・プロバイダの為替レートを比較しておくといいかもしれません。
Wiseから送金したときのコストや送金額については、公式サイトから簡単に海外送金シミュレーションできますよ。
目次
肥後銀行から海外送金するときに使用する為替レートは、銀行所定のもの。この為替レートには実際の為替レートに買わせて手数料が含まれています。この「隠れコスト」により、肥後銀行から送金すると、実際の為替レートよりもやや不利な条件で送金することになることを知っておきましょう。
例えば、2019年7月29日付の米ドルレートの仲値は、1米ドル=108.45円です。ところが、肥後銀行のTTSレートは1米ドル=109.45円。この1円の差が為替手数料なのです。
もし1000ドルを送金する場合、仲値で計算すれば108,450円に相当するところ、肥後銀行の為替レートを使うと、109,450円が必要になります。送金できる金額が1,000円変わってきますね。1000ドルの場合1000円で済みますが、高額な送金になればなるほどこの為替手数料は大きな負担になりかねません。
レート | 1000ドルに相当する日本円 | |
---|---|---|
仲値(1日に1回定められる銀行の基準レート) | 1米ドル=108.45円⁴ | 108,450円 |
肥後銀行 | 1米ドル=109.45円 | 109,450円 |
為替手数料を心配することなく、実際の為替レートで海外送金をしたい人には、Wiseのような海外送金に特化したサービスを利用してみるといいかもしれないです。
肥後銀行から海外送金する場合にかかる手数料は、以下のとおりです。
各手数料 | 肥後銀行 | Wise |
---|---|---|
海外送金基本手数料 | 4,000円(電信料1,500円を含む) ※法人で肥銀ビジネス外為WEBを利用する場合は、月額基本手数料2,160円+3,000円(電信料1,500円を含む)⁵ | 各通貨・送金額により異なる。(例) 1,000米ドル分を送金する場合:1,085円 |
リフティングチャージ(円→円・外貨→外貨のまま送金する場合) | 送金金額×0.05%×{取引日のTTS(外貨の場合)}(最低手数料:1,500円)⁶ | --- |
為替手数料 | 銀行所定の為替手数料が実際の為替レートに上乗せされる | 0円 |
肥後銀行から海外送金する場合、海外送金基本手数料の4,000円がかかるほか、関係銀行(支払銀行)に関わる手数料や諸費用が必要となる場合もあります。また、日本円、外貨をそのまま換金せずに同一通貨で送金する際には、リフティングチャージも発生します。
各手数料 | 肥後銀行 |
---|---|
被仕向送金ミニマムチャージ(米ドル:1件5,000ドル以下、米ドル以外:円に交換後の金額が750千円以下のとき) | 1,500円⁷ |
リフティングチャージ(円→円・外貨→外貨のまま受け取る場合) | 送金金額×0.05%×{取引日のTTS(外貨の場合)}(最低手数料1,500円) |
為替手数料 | 肥後銀行または送金人の銀行所定の為替手数料が実際の為替レートに上乗せされる |
海外からの送金を受け取る場合、肥後銀行では1,500円かかります。気をつけたいのは、やはり為替手数料。肥後銀行または送金銀行が定める為替レートによって両替が行われるので、実際の為替レートよりも少ない額しか受け取れない可能性があります。
送金人がWiseを使って送金した場合、適用されるレートは実際の為替レートです。また、国内送金として扱われるので、自分の銀行口座で受け取る際にも、海外送金受け取り手数料はかかりません。受け取るだけならWiseのアカウントは要りません。
Wiseは、送金コストを銀行の最大8倍も安く抑えることが可能です。そこまでコストを削減できる理由は、複数の国内送金を組み合わせた送金の仕組みを取り入れているから。
具体的には、もし日本からアメリカに海外送金をするとき、まず日本にいる送金人が自分の口座からWise Japanの日本口座に振込みます。すると、Wiseのアメリカ口座から、アメリカの受取人口座に国内送金されるようになっているのです。
詳しくは、こちらの記事も参考にしてみて下さい。
Wiseは実際のリアルタイムの為替レートを使用しているため、「隠れコスト」となる為替手数料も要りません。
実際にどれだけWiseで海外送金コストを削減できるか、一度シミュレーションしてみるといいでしょう。
肥後銀行にて海外送金をする場合、個人のユーザーはインターネットバンキングは利用できません。銀行の窓口に直接行って送金します。なお、海外送金ができる支店は、一部営業店(39支店)に限られていますので、対応できる店舗を訪問するようにしましょう⁸。現金での送金はできず、口座振替での対応となります⁹。また、口座にあるお金も8日以上口座に置いたあった資金しか送金できませんので注意してください¹º。
法人の場合は、法人向けインターネットサービス「肥銀ビジネス外為WEB」からでも海外送金ができます。このサービスを利用するには、事前に申し込みをして、月額利用料も負担する必要があります。
肥後銀行から海外送金するために必要な情報や書類は、以下の通りです¹¹。
・本人確認書類(運転免許証、健康保険証、パスポートなどの公的確認書類。法人は登記簿謄本など)
・マイナンバー確認書類(マイナンバーカード、通知カード、個人番号の載っている住民票など)
・通帳、届出印、キャッシュカード
・送金先の情報(支払銀行名称・支店名・または住所・国名、スイフトコード、受取人名・住所・国名、受取人口座番号、IBAN(欧州・中東等向け送金の場合))
・送金目的や送金相手との関係性がわかる資料(輸入や仲介貿易取引の場合は、具体的な商品名、原産地(国名)、船積地、仕向地も必要)
肥後銀行にて海外送金を受け取る際は、このような情報が必要です¹²。
「〇日で届く」と一概に言うことはできず、早くて3〜4日で届くこともあれば、1週間以上かかることもあるそうです¹º。
「これでは間に合わない、もっと早く送金したい」という方は、こちらの海外送金を早くする秘訣もご覧くださいね。
肥後銀行から海外送金する際の不明点は、こちらの問い合わせ先に確認しましょう。
・個人の場合
各店舗に直接問い合わせてください。
https://www.higobank.co.jp/shop/
・法人の場合
肥銀ビジネス外為WEBヘルプデスク
TEL:0120-1589-81
受付時間:平日 9:00~17:00(銀行休業日は除く)
肥後銀行から海外送金をするときには、海外送金基本手数料4,000円や、為替レートに隠れた為替手数料がかかるので注意が必要です。
一方で、海外送金サービスWiseは、複数の国内送金を組み合わせて送金を行うため、安価な送金手数料で済み、実際のリアルタイムレートを採用しているので為替手数料がかかりません。送金に必要な金額は公式サイトから簡単にシミュレーションできますので、ぜひチェックしてみてくださいね。
ソース
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*最新の手数料に関する情報は、お住まいの地域の利用規約およびサービスの利用条件をご確認いただくか、Wiseの手数料ページをご覧ください。これは一般的な情報提供を目的としたものであり、Wise Payments Limitedまたはその子会社、関連会社による法律、税務、その他の専門的なアドバイスを意味するものではありません。また、ファイナンシャルアドバイザーやその他の専門家によるアドバイスの代わりになるものではありません。
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