中国で銀行口座を開設するには:必要書類や手順を解説!

TransferWise
01.04.19
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この記事では、中国で銀行開設する際の必要書類や手順を解説します。最近厳しくなっている外国人の銀行開設を成功させるための秘訣もご紹介するので、これから中国に留学したり、移住を計画している方は必見です。

日本にいながら中国の銀行口座を開くことはできる?

中国の銀行の支店が日本にもあるので、そこで開設すればいいのでは?と思いますよね。実はこれが全く意味がないのです。(2019年4月現在)

日本の支店と中国の本店は、別物として機能しているような状態です。日本で作った中国の銀行カードは日本でしか使えません。また、支付宝などのモバイルペイメントのカードとして登録することもできません。
¹º¹⁴¹⁵

外国人も中国の銀行口座を開設できる?

では、中国現地で外国人が銀行口座を開くことは簡単なのでしょうか? 中国生活には欠かせない支付宝やWeChat Payなどの便利なモバイルペイメントを活用するためにも、中国の銀行口座を開設したいという人が多いかも知れません。

外国人も中国で銀行口座を開設することはできます。ただ、数年前に比べて格段に難しくなっているのが現実です。

確実に銀行口座を開設するには、外国人居留証の提出が求められることが増えています³。外国人居留証とは、中国に1年程度滞在できるビザを持っている人が申請できるものです。

しかし、更なる問題となるのが、最近はこの長期のビザを取るのが難しい、ということです⁴。

銀行口座を比較的スムーズに開設できるのが、就労ビザ(Zビザ)と、業務ビザ(Mビザ)ですが、その際問題となるのがビザの取得の難しさです。就労ビザは取得できれば1年の滞在が保証されますが、取得の際は点数制になっているため、一定以上の条件を満たしている人でないと取得することができません。⁶

業務ビザは、最近では、最長1年3ヶ月滞在でき出入国の回数に制限が無い、いわゆる「1年マルチ」を取るのは領事判断に任されることが多く、取得できない場合もあります。まずこれらのビザを取得できるか否かが、中国での銀行口座開設の大切なポイントになります

留学ビザに関しても、1年滞在できるX1ビザを取得していると口座開設がスムーズにできます。半年しか滞在できないX2ビザの場合、銀行や支店によっては口座開設を拒否される場合もあるようです。⁵

では、長期ビザを持っていない外国人が中国で銀行口座を開くのは不可能なのでしょうか?

そうとも言い切れません。観光ビザや滞在可能日数が短いビザを持っている人が中国で銀行口座を開設したい場合は、地方や少し小さな支店で申し込みをすると成功率が高くなる傾向があります。

長期ビザも短期ビザも持っていない非居住者の場合、中国本土で銀行口座を開設できる確率はかなり低くなってしまいます。

ちなみに、口座開設の目的が「WeChat Payを中国本土で使いたい」ということだけであれば、香港の銀行の口座を開くことを検討してもいいかもしれません。というのも、2018年10月から、香港のWeChat Pay HKが中国本土でも利用可能になりました。つまり、香港で銀行口座を開設して、WeChat Pay HK(およびWeChat Pay)を使えるようにするというのも手かもしれませんね。⁶

中国の銀行口座を開く手順

  • 各申請書類が置いてあるところで、口座開設の申し込み用紙を取る。(英語表記のものがあるはずです)

  • 順番待ちの紙を受けとる(大変混雑していることが想定されます。申し込み用紙は紙を受け取ってから座ってゆっくり書くのがおすすめです。)

  • ネットバンキングの利用も検討しているなら、申し込み用紙の「开通网上银行」の部分にチェックを入れるのを忘れないようにしましょう。(最近ではネットバンキングが主流なので、係員の人が勝手に申し込み用紙にチェックして処理してくれることも多いです。)

  • 順番が来たら窓口に行って、パスポートと申し込み用紙を提出する。

  • 暗証番号を決める。(日本と違い6桁の数字を入力します)

  • 携帯に本人確認の認証コードが届く。(分からない時は携帯ごと窓口の人に渡せば勝手に入力して必要な手順を済ませてくれます。)

  • 口座に少しお金を入れる必要がある場合が多く、現金を要求されることがあります。できれば50元以上あると望ましいです。

  • カードを受け取り終了です!(ネットバンキングも開設した場合、工商銀行では浏览器という解析器を受け取ります。ネットバンキングのアカウントに入る際に必要になります。)
    ⁷⁸⁹¹º

中国で銀行口座を開くのに必要な書類

  • パスポート

  • 外国人居留証(なければビザ)

  • 中国本土で使える電話番号(simフリーのスマホが無い場合は、現地で老人機と呼ばれる簡単携帯を安く購入して、とりあえず使うことも可能)

  • 納税者番号(日本人の場合はマイナンバー)

  • 中国国内の住所

  • 少しの現金(カードを作るのに5元必要な銀行もある)
    ¹¹¹²¹³

中国の銀行口座に関わる手数料

中国の銀行は預けている金額によって、口座維持費が変わってきます。例えば工商銀行なら1%、中国銀行は3%の維持費がシーズンごとに引かれます。

ATM手数料は預け入れる際も、引き出す際も0.5%程の手数料を取られることが多いです。ここで注意したいのが、銀行を開設したのと違う都市や省で引き出すと、より高い手数料が取られるということです。

また、年会費として10元取る銀行がほとんどです。
¹⁶¹⁷

海外送金手数料

中国に移住・留学した場合、または中国とのビジネス関係がある場合、中国⇄日本間のお金のやり取りをする機会があるでしょう。

海外送金にかかる手数料は銀行によって異なりますが、送金手数料、中継銀行手数料、受取手数料など様々なコストがかかり、手数料の合計額が5000円を超えることも。(参考:みずほ銀行リンク)

さらに、このようなわかりやすい手数料以外にも、為替レートに隠れた「為替手数料」がかかってくることにも注意が必要です。

銀行や多くの海外送金プロバイダは海外送金を行う際、為替市場によって定められた仲値に為替手数料を上乗せした独自レートを採用しています。

海外送金のコストを安く抑えたいと考えている人は、TransferWise(トランスファーワイズ)のようにリアルタイムの為替レートを採用した海外送金サービスがおすすめです。銀行と比べて、最大で手数料が8倍も節約できることもあります。また、送金者がTransferWiseを使った場合、受取手数料も無料なので、海外からの送金を受け取る際にも便利に使えます。

例:日本から中国へ6,090元(約10万円)送金する場合¹

銀行/プロバイダ 送金手数料 為替レート 合計コスト 必要な送金額
楽天銀行 楽天銀行 1,750円(送金手数料750円+中継銀行手数料1,000円) 独自の為替レート 1,750円+為替手数料 105,036円²
TransferWise TransferWise 1,749円 実際の為替レート 1,749円101,733円²

為替手数料は、銀行や海外送金プロバイダが使う為替レートに含まれる「隠れコスト」です。実際の為替レートで送金したい場合、TransferWiseのように海外送金に特化したサービスがおすすめです。上記の例のように、為替手数料を上乗せした為替レートを採用する銀行や他の海外送金プロバイダよりも、少ない送金額で海外送金ができるでしょう。

TransferWise経由で中国へ送金する場合の注意点

  • TransferWiseから中国向けに中国元を送金する場合、UnionPay(銀聯カード)を持っている個人の受取人へのみ送金が可能です(法人口座への送金は不可)。

  • 法人名義への口座へ、中国言ではなく、米ドル送金なら可能です。

  • 受取人が中国のResident ID(中华人民共和国居民身份证)を使って開設した口座である必要があります。運転免許証などを使って開設した口座には送金できません。

  • TransferWiseは多くの中国の銀行への送金に対応していますが、以下の銀行には送金することができません(2019年10月現在)。

  1. 中国農業銀行(Agricultural Bank of China)
  2. 招商銀行(China Merchants bank)
  3. 中国民生銀行(China Minsheng bank)
  4. 興業銀行(Industrial Bank Co)
  5. 上海浦東発展銀行(Shanghai Pudong Development Bank)
  6. 南京銀行(Bank of Nanjing)

上記を確認した上で中国への送金をしましょう。TransferWiseのヘルプページ・「中国元の送金について」からも注意点をチェックできますよ。

中国の銀行、どこがおすすめ?

以下4つのメジャーな中国の銀行について見ていきます。

  • 中国工商銀行(ICBC)

  • 中国銀行(Bank of China)

  • 中国建設銀行

  • 中国农业銀行

中国工商銀行

  • 1984年に創立された銀行。

  • 国内はもちろん、海外でも沢山の支店やATMがあり、顧客も全世界600万以上。

  • ネットバンクなどもでき、外国人でも分かりやすいサービス形態。

  • 外国語を話せる銀行員がどの支店にもいることが多い。
    ¹º²º

中国銀行

  • 1912年に創立された。中国で最も歴史があり、外貨にも強いメガバンク。
  • 中国国内で最も外国人慣れしている銀行といえる。
  • 海外でもATMが見つけやすいので、万が一残高が残っていても海外から引き出しやすい。
  • 24時間で使えるATMが各地にあるので、国内での移動が多い人も安心して使える。
    ¹º²¹

中国建設銀行

  • 1954年に創立された、資金管理に定評のある銀行。
  • 各手続きが比較的スムーズにできる、との評判が多い。
  • 中国現地のローカルが利用している場合が多く、家のガスや電気代の支払いにも使えて便利。
  • 外国人相手でも親身に接客してくれる印象。
    ¹º²²

中国农业銀行

  • 1951年に創立された。外貨にも積極的。
  • 特に地方だと外国人慣れしていないので、コミュニケーションが難しい傾向がある。
  • 地方でも使われている。現地のバスカードなどもこの銀行のものだと自動チャージできることもある。
    ¹º²³

TransferWise

中国に住みながらも海外に仕事先があったり、海外とのお金のやりとりが多い人の場合、複数の通貨の管理が必要になることがあります。そんな人におすすめなのが、40以上の通貨をアカウント1つで管理できるTransferWiseのボーダーレス口座です。ボーダーレス口座を開くと、0.35%〜2%のわずかな両替手数料で世界中で使えるTransferWiseデビッドMastercardを作ることもできます。

米ドル、ユーロ、英ポンド、ニュージランドドル、オーストラリアドルは、手数料無料でボーダーレス口座に送金を受け取ることも可能です。送金側にも手数料はかかりません。

ボーダーレス口座の開設や口座維持費は無料なので、気軽に開設することができます。「複数の通貨を同時に管理したい!」と思う人がいれば、TransferWiseのボーダーレス口座をチェックしてみてください。


中国の銀行を開設する手順、必要書類について解説してきましたがいかがでしたか? 以前よりも外国人に対する規制が強まっているので、少し難しいかもしれません。しかし、支店ごとに決まりが違ったり、銀行員によってやってくれることが違ったりします。一つの銀行で失敗してもあきらめずに違う銀行でトライしてみるといいでしょう。銀行口座を開設して、中国の生活をより便利に楽しみましょう。

海外送金の際には、リアルレートを使用するTransferWiseを使って手数料を節約するといいですね。


ソース

  1. https://www.rakuten-bank.co.jp/geo/remittance/charge/simulation.html
  2. 2019年3月12日13:09(GMT+2)時点のシミュレーション
  3. https://www.ncbank.co.jp/hojin/asia_information/chuzaiin_news/pdf_files/shanghai_201707.pdf
  4. https://business.chinafocus.jp/category/1624916.html
  5. https://www.jiayou-000.com/entry/20181210/1544421750
  6. http://www.chinadaily.com.cn/a/201809/27/WS5bac4168a310eff30327fc06.html
  7. https://tabihack.jp/china-bank/
  8. https://iuui.jp/?p=122
  9. https://zhidao.baidu.com/question/1580281927367874460.html
  10. 中国在住の筆者の実体験に基づく
  11. http://www.bankofchina.com/bcservice/bc1/201112/t20111221_1648447.html?keywords=%E5%A4%96%E5%9B%BD%E4%BA%BA
  12. http://www.icbc.com.cn/ICBC/%E4%B8%AA%E4%BA%BA%E9%87%91%E8%9E%8D/%E4%B8%AA%E4%BA%BA%E6%9C%8D%E5%8A%A1/%E5%AD%98%E6%AC%BE%E6%9C%8D%E5%8A%A1/%E6%B4%BB%E6%9C%9F%E5%AD%98%E6%AC%BE/
  13. https://www.tabihana.blog/entry/2018/07/08/160000
  14. http://www.bankofchina.com/jp/jp/custserv/cs4/201303/t20130327_2208617.html
  15. http://iijima.hatenablog.com/entry/2018/05/28/235031
  16. https://baike.baidu.com/item/%E9%93%B6%E8%A1%8C%E6%89%8B%E7%BB%AD%E8%B4%B9
  17. https://baike.baidu.com/item/%E8%B7%A8%E8%A1%8C%E5%AD%98%E5%8F%96%E6%AC%BE%E6%89%8B%E7%BB%AD%E8%B4%B9/3817160
  18. https://www.mizuhobank.co.jp/market/quote/index.html (2019年3月12日アクセス)
  19. 2019年3月12日13:09(GMT+2)時点のシミュレーション結果より
  20. http://www.icbc.com.cn/ICBC/%E5%B7%A5%E8%A1%8C%E9%A3%8E%E8%B2%8C/default.htm
  21. http://www.bankofchina.com/aboutboc/
  22. https://yun.ccb.com/
  23. http://www.abchina.com/cn/AboutABC/

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