マネーパートナーズで海外送金はできる?隠れコストに要注意!

Yumiko Kijima

マネーパートナーズではFX取引だけでなく、外貨両替や海外プリペイドカードの作成などもでき、グローバル化に対応した便利な機能がたくさんあります。

そこで「マネーパートナーズから海外送金はできるの?」と思う人もいるかもしれません。この記事では、リアルレートの海外送金サービスWiseと比べながらマネーパートナーズの海外送金について紹介していきます。

マネーパートナーズで海外送金はできる?

基本的に、マネーパートナーズは海外送金には対応していません¹。マネーパートナーズの口座から出金できる先は国内の口座に限られており、マネーパートナーズの口座に保有する外貨や円を海外の銀行口座に出金することはできません。

逆に、海外の自分の口座からマネーパートナーズの口座に送金することは可能です。ただし、振込人名義が本人の名義である必要があります²。

では、マネーパートナーズに代わる海外送金の選択肢としてはどんなものがあるのでしょうか?銀行やサービスによって、それぞれ送金手数料・為替レートが異なるので、比較検討しておくといいでしょう。

日本の口座からアメリカの口座へ、受取額が1,000ドルになるように送金する場合 

送金手数料(中継銀行手数料を含む) 為替レート 合計コスト 必要な日本円支払金額
Wise Wise 225円+0.79% 実際の為替レート(1ドル=108.095円) 1,106円 109,201円
楽天銀行 楽天銀行³ 1,750円 楽天銀行が独自に定める為替レート(1ドル=109.18円) 1,750円+為替手数料 110,930円
ゆうちょ銀行 ゆうちょダイレクト 2,000円 公示なし 2,000円+為替手数料 シミュレーションなし
PayPal PayPal(個人間送金) 499円 送金金額の3.5%の為替手数料を上乗せしたレート 499円+35ドル(約4,283円) シミュレーションなし
三井住友銀行 三井住友銀行SMBCダイレクト 6,000円 三井住友銀行が独自に定める為替レート(1ドル=109.22円)⁸ 6,000円+為替手数料 シミュレーションなし

(2019年9月16日時点)

上記の表からわかる通り、海外送金は、送金手数料だけでなく適用される為替レートにも注意が必要です。

例えばPayPalは海外送金手数料が499円ととても安く見えますが、注目すべきは、その為替レート。3.5%の通貨換算手数料(為替手数料)が上乗せされるので、1,000ドルを送金したい場合、その3.5%(35ドル)を多めに払わないといけないということになります。

こうした為替手数料はレートの中に含まれていて、「海外送金にかかる手数料」としてわかりやすいように表示されていないことも多いので、注意が必要です。銀行はもちろん、手数料が一見安く見える海外送金サービスでも、為替レートの中にこうした手数料が含まれていることがほとんどです。

しかし最近では、Wiseのように、為替手数料なしのリアルレートで、海外送金ができるサービスもあります。日本の円口座から、全52通貨の口座にリアルレートで送金することができますよ。

気になる人は、Wiseの外貨送金シミュレーションから送金コストをチェックしてみるといいですね。

リアルレートで海外送金:Wise無料登録

銀行に代わる、リアルレートの海外送金サービス:Wise

Wiseはエストニア発の新しいオンライン海外送金サービスです。Wiseを使った海外送金で発生するコストは送金手数料のみ。実際の為替レートを使っているため為替手数料はかかりません。

Wiseは複数の国内送金を活用した画期的な送金の仕組みによって、送金手数料も非常に安く抑えています。送金者が自国のWise口座に送金額を入金すると、Wiseが受け取り人の国にある自社口座から受け取り人の銀行口座に同額を振り込みます。つまり、送金自体は国境をまたいでいないのです。

「聞こえはいいけど、安全性はどうなの?」と思う人もいるかもしれません。Wiseの利用者は世界で500万人を超え、毎月の送金総額は約5400億円(40億ポンド)に上ります。またWiseは関東財務局に資金移動業者として登録しているため、銀行などの金融機関と同じレベルのセキュリティで保証されています。

Wiseについて興味を持った人は、ぜひ詳しい使い方を見てみてください。

マネーパートナーズの海外送金サービスまとめ

以上、マネーパートナーズを使った海外送金について見てきました。マネーパートナーズでは、マネーパートナーズ口座から海外の口座に出金することはできません。つまり、海外送金を行いたい場合は、他の選択肢を考える必要があります。

海外送金を取り扱うプロバイダは多くありますが、送金にかかるコストが大きく異なります。これは送金手数料だけではなく、為替レートの差にも原因があります。国際送金にかかるコストを削減したい人は、為替レートにも注意をしてプロバイダを選びましょう。

リアルレートで送金を行うサービスとしては、Wiseが挙げられます。Wiseなら、為替手数料を気にすることなく送金することができます。

一番大切なのは、送金前にしっかりとリサーチをすること。自分のニーズに最適なサービスを選びましょう。Wiseを含め、様々な海外送金サービスを比較した上で、不明点のない状態で送金できたらいいですね。Wiseが本当に一番安い海外送金の方法かどうか、他のサービスとの比較も行なっていますので、確認してみてくださいね。


ソース

  1. マネーパートナーズ:海外の銀行に直接送金してもらえますか。
  2. マネーパートナーズ:海外から送金はできますか。
  3. 楽天銀行:海外送金シミュレーター (2019年9月16日22:51(GMT-4)時点シミュレーション)
  4. ゆうちょ銀行:国際送金
  5. PayPal:手数料(個人)
  6. PayPal:User Agreement:Exhibit A - Fees.
  7. 三井住友銀行:外国送金サービス(SMBCダイレクト)
  8. 三井住友銀行:店頭・電話での為替レート(2019年9月16日22:53(GMT-4)時点シミュレーション)
  9. Wiseシミュレーション (2019年9月16日22:50(GMT-4)時点シミュレーション)

(ソース:2019年9月19日時点確認)


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