北洋銀行で海外送金をするには?手数料・レートを解説

Wise

近年、北海道は海外でもその豊かな自然と農産物から人気になっていますが、それに伴って、海外の企業や海外の個人との取引も増えていると思います。

そうした時に必要になってくるのが「海外送金」です。道内大手の北洋銀行でも海外送金サービスが行われています。ところが実際に海外送金をすると意外にコストがかかることをご存知でしょうか?

これらの手数料は海外送金の方法や選択する金融機関によって大きく変わります(下図参照)。この記事では北洋銀行の海外送金方法を解説するとともに、海外送金の選択肢としてWiseが有効であることを紹介します。

日本円10万円をアメリカへ送金する場合の手数料(手数料を送金人が負担する場合)

プロバイダ 手数料 為替レート 合計費用
北洋銀行 4,000円(送金手数料)+2,500円(支払銀行手数料) 為替手数料が上乗せされた独自の為替レート 6,500円+為替レートに含まれる為替手数料
Wise 645円 実際の為替レート 645円

(北洋銀行 ソース 2019年1月)

北洋銀行の海外送金手数料はいくらかかる?

北洋銀行で海外送金を行うときの手数料はどの程度必要なのでしょうか?

北洋銀行の海外送金時にかかる手数料

北洋銀行では海外への送金だけでなく国内に外貨送金を行うことができます。「国内外貨送金」とは外貨預金口座から国内向けに送金することを指します。

送金手数料
海外向け 4,000円
国内外貨送金 他銀行向け 4,000円
国内外貨送金北洋銀行の他名義口座向け 2,500円
国内外貨送金北洋銀行の同一名義口座向け 800円
国内外貨送金同一店内 内国為替取扱手数料(消費税を除く)に準じる
支払銀行手数料(送金人負担の場合)
2,500円
リフティングチャージ
円建送金 送金額×0.05%ただし、最低 1,500円
外貨預金から外貨建送金 送金外貨額×0.05%×北洋銀行が定める為替レートただし、最低 1,500円
その他手数料
仕向送金照会手数料 4,000円
仕向送金内容変更手数料 4,000円
仕向送金組戻手数料 4,000円

このように海外送金には様々な手数料が必要です。はじめに「送金手数料」が必要になります。また送金人が負担する場合は送金先の銀行に対して「支払銀行手数料」を支払います。

また通貨の交換が伴わない場合(例えば、日本からアメリカへ円のまま送るとき)は、「リフティングチャージ」も支払う必要があります。

さらに送金先の口座に入金される間に「中継銀行」を通すことが多く、追加の手数料がかかる可能性もあります。海外送金においては、送金銀行と受け取り銀行に直接提携関係がないことが多く、それら2つの銀行を中継できる他の銀行が必要となるのです。

一方Wiseは、世界中に銀行口座を持ち、お互いを独自のネットワークでつないでいます。例えば、日本からアメリカに送金する場合、送金は、日本の送金人口座からワイズの日本口座、ワイズのアメリカ口座からアメリカの受取人口座といったルートで行われます。つまり、実際の資金は国境を超えていません。こうした新しい仕組みによって、海外送金をより安く、よりシンプルなものにしています。手数料は銀行の8倍近く安く済むこともあります。(手数料の国際送金シミュレーションはこちらから。)

(北洋銀行 ソース 2019年1月)

北洋銀行の海外送金受け取り手数料

北洋銀行では、海外送金を受け取る場合も手数料が必要になります。外貨建→円建、外貨建→外貨建、そして円建→円建の3種類の取引方法があります。

到着した通貨 受取通貨 受取手数料
外貨建 円建 到着金額が750,000円未満の場合、2,000円
外貨建 外貨建 到着金額×0.05%×北洋銀行が定める為替レートただし、最低1,500円
円建 円建 到着金額×0.05%ただし、最低1,500円

受け取りの場合も、中継銀行によっては追加で手数料がかかり、受取手数料とは別に、受取額からその分が引かれる可能性があります。

Wiseでは受取人に対して受取手数料は課していません。したがって自分が海外から送金を受け取るときは、送金側に送金方法としてWiseをあらかじめ指定してもいいかもしれません。

(北洋銀行 ソース 2019年1月)

法人・個人事業主向け海外送金サービス:北洋外為web

北洋銀行では法人や個人事業主向けに「北洋外為web」というサービスがあります。北洋外為webで必要な手数料は以下の通りです。

月間基本手数料 外国送金手数料
北洋外為Web 3,240円 3,500円

北洋外為webは窓口での海外送金手数料よりも500円お得ですが、別途基本手数料が必要となります。

(北洋銀行 ソース2019年1月)

北洋銀行の海外送金為替レート

海外送金の“隠れコスト”

海外送金では銀行に支払う手数料の他に「隠れコスト」があります。銀行は、実際の為替レートよりも割高なレートを使用しているからです。

銀行は毎朝、「仲値」と呼ばれる金融機関が外国為替取引をする際の基準となるレートを設定します。しかし、海外送金で使われる為替レートは、この仲値にさらに為替手数料を上乗せしたものです。北洋銀行も例外ではなく、米ドルなら1米ドルあたり1円、ユーロなら1ユーロあたり1.5円が手数料として上乗せされています。これは微差に思えるかもしれませんが、送金する額が大きくなってくると小さな手数料では済まなくなってきます。

例えば日本からアメリカへ100万円を送金する場合を考えてみましょう。仲値が108円/ドルのとき、為替手数料を上乗せした為替レートは109円/ドルとなります。仲値では100万円は約9259ドルに相当しますが、銀行の為替レートで換金すると約9174ドル相当になります。この場合、為替手数料だけで約85ドル(約9180円)かかっています。このように、大きな額を送金したい人は為替レートに注意することが必要でしょう。

一方、Wiseは為替レートに仲値を使用しています。シミュレーションで表示される手数料以外に、隠れたコストはありません。

(北洋銀行 ソース 2019年1月)

北洋銀行で海外送金をする方法

北洋銀行で海外送金をする場合、以下の手順が必要です。

(1)北洋銀行店舗窓口へ行く

銀行窓口営業日の8:40~17:00に開いています。

(2)必要書類を提出する

個人と法人・個人事業主では必要な書類が異なります。

<個人>

  • 本人確認書類の原本(運転免許証・健康保険被保険者証など)(ただし顔写真のない本人確認書類は、別途、住民票等の補完書類が必要)

  • マイナンバー確認書類の原本(通知カードも可)

  • 印鑑

<法人・個人事業主>

  • 法人の確認ができる書類の原本(登記事項証明書など)

  • 来店する人の本人確認書類の原本

  • 法人番号確認書類の原本(法人番号指定通知書など)

  • 印鑑 

(3)送金依頼書を記入する

送金依頼書に記入する以下の情報を事前に準備しておきましょう。

  • 受取銀行の英文情報

 銀行名、支店名、所在地、国名、スイフトコード

  • 受取人の英文情報

 受取人名・住所・国名、受取人の口座番号、IBAN(欧州などの場合)

  • 送金の目的内容

(4)手数料を含めた入金

(北洋銀行 ソース 2019年1月)

北洋銀行で海外送金を受け取るために必要な情報

北洋銀行で海外送金を受け取る場合は以下の情報を送金側に伝えてください。

  • 銀行名:NORTH PACIFIC BANK, LTD.

  • スイフトコード:NORPJPJP

  • 支店名

 支店の場合:○○○ BRANCH

 出張所の場合:○○○ SUB-BRANCH

 本店営業部の場合:HEAD OFFICE

  • 受取人口座番号:(店番3桁-口座番号7桁)

  • 受取人口座名

  • 受取人住所・国名・電話番号

(北洋銀行 ソース 2019年1月)

Wise: 安価な手数料、透明性の高い海外送金方法

北洋銀行とWiseの海外送金手数料の違いについて解説してきました。

この記事のポイントは以下の通りです。

  • 北洋銀行の海外送金サービスでは送金手数料以外にも様々な手数料が必要なこと

  • 北洋銀行の海外送金の為替レートは実際のレートよりも割高であること

  • Wiseではリアルレートを使用し、銀行と比較して8倍近く安い手数料になること

Wiseの送金手続きはオンラインで完結します。必要書類もオンラインでアップロードするので、窓口まで足を運ぶ必要はありません。

これまで見てきた通り、海外送金は、銀行や送金プロバイダによって手数料や送金方法が大きく異なります。北洋銀行やWiseなど様々な海外送金方法を比較してみるといいでしょう。Wiseが本当に一番安い海外送金の方法かどうか、他のサービスとの比較も行なっていますので、確認してみてくださいね。

Wiseで海外送金した場合いくらかかるのかは、こちらでチェックできます。

北洋銀行の外国送金に関するお問い合わせ先

北洋銀行での海外送金に関するお問い合わせは以下の方法があります。不明点・気になることがある場合は、事前に問い合わせることをおすすめします。

  • 北洋銀行各店舗

店舗検索はこちらから。

  • 外国為替ヘルプデスク(011-261‐1328)

銀行窓口営業日の9:00~17:00に対応可能です

(北洋銀行 ソース1 ソース2 2019年1月)


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*最新の手数料に関する情報は、お住まいの地域の利用規約およびサービスの利用条件をご確認いただくか、Wiseの手数料ページをご覧ください。これは一般的な情報提供を目的としたものであり、Wise Payments Limitedまたはその子会社、関連会社による法律、税務、その他の専門的なアドバイスを意味するものではありません。また、ファイナンシャルアドバイザーやその他の専門家によるアドバイスの代わりになるものではありません。



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